「男は仕事、女は家」なんてもう古い。育休を取った“男”として言いたいこと

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妻

「最近、男性の育児休暇が話題だよね」

会社でも男性の育児休暇の話が話題に上がったことがあるのではないでしょうか?
最近は、テレビでもネットでも、そんなフレーズをよく目にするようになった。
でも実際、男性で育休を“ちゃんと取れた”人って、どれくらいいるのだろう?

かくいう私も、そのひとり。1週間だけ育児休暇を取った経験があるが、正直、心から子育てに集中できたとは言いがたい。なぜなら、得意先からの電話は止まず、現場の空気も「男が1週間も休むの?」という微妙な反応。

「育児休暇は素晴らしい制度です」
そんな言葉が空々しく聞こえたのは、制度と現実のギャップがあまりにも大きかったからだ。

国としても企業としても、男性の育休取得を促進しているのは確かだ。
政府は「男性の育休取得率50%を目指す」などと掲げ、法律も整備されてきた。

制度としては整ってきた。実際はほとんど、使えない。

ただし、制度がある=使える、ではない。

現場で感じるプレッシャーや、「休むならその分、誰がやるの?」という空気。
さらに、自分自身の「申し訳なさ」や「迷惑かけてるかも」という罪悪感。
制度があっても、心が休まらないなら、それは“休暇”とは呼べない。

妻

「嫁としては一緒に子育ちして欲しいな。。。」


「男は働くもの」という価値観の根深さ

私の上司世代は50代〜60代が中心。
バリバリ仕事をして、育児は奥さんに任せる——それが当たり前だった時代に生きてきた人たちだ。

だからこそ、「育休を取りたい」と言ったときの反応はどこか冷ややかだった。
「大丈夫なの?」という言葉の裏に、「そんなの取るの?」という意図が透けて見えた。

彼らに悪気はない。
でも、価値観のアップデートがされていないのも事実だ。

育休は“恩恵”じゃない。家族の責任を分け合うこと

育児休暇というと、「取らせてもらってる」「ありがたい制度」という感覚になる人も多い。
けれど本来は、家庭という“チーム”の責任を分け合うための、当然の仕組みだと思う。

・夜中の授乳や寝かしつけ
・家事との両立
・母親の身体のケア

これらを、当たり前のように妻に任せっぱなしにして「俺は働いてるから」と言うのは、ちょっと違うんじゃないか。

「1週間だけだったけど、取ってよかった」と思える理由

正直、仕事の電話も鳴り止まず、気持ちも休まらなかった。
でも、それでも育休を取ってよかったと思っている。

・生まれたばかりの我が子と、丸一日一緒に過ごせた
・妻の孤独や大変さを“実感”として共有できた
・「俺、ちゃんとこの家族の一員なんだ」と思えた

こういう経験は、後からお金で買えるものじゃない。

結論|育休は“未来の家族文化”をつくるための一歩

男性の育児休暇を推奨する声が増えてきたのは喜ばしいこと。
でも、それが“表面だけのスローガン”になってしまっては意味がない。

制度を作るのは社会だけど、空気を変えるのは現場の一人ひとりだ。
だからこそ、私は声を上げたい。

「男性の育休は、家庭を守るための正当な権利です」
そしてそれを、遠慮せずに堂々と使える社会にしていきたい。

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